「車いすになったら、福祉ハイヤーじゃないと利用できないの?」
そう思われる方は少なくありません。
特に、
- 退院直後
- 骨折後
- 一時的に歩行が不安な時
- 高齢のご家族の通院
- 抗がん剤治療後や点滴後
など、”初めて車いす移動を経験するご家族”はとても多いです。
実際には、普通のタクシーで対応できるケースもあります。
ただし、
- 車への乗り移り
- 強いふらつき
- 冬道
- 家族だけでの介助
などによっては、無理な移動が転倒や体調悪化につながることもあります。
この記事では、
- 利用できるケース
- 難しいケース
- 福祉ハイヤー(介護タクシー)が向いているケース
を、現場目線でわかりやすく解説します。

普通のタクシーでも利用できるケース
車いすを使用していても、普通のタクシーで移動できるケースはあります。
例えば、
- 自力で立ち上がれる
- 短時間なら座っていられる
- 車へ乗り移りできる
- 折りたたみ車いすを積み込める
- ご家族が介助できる
このような場合は、一般タクシーでも対応できることがあります。
実際、「車いす=必ず福祉ハイヤー」というわけではありません。
短距離の通院や、一時的な利用であれば、普通タクシーで問題ないケースもあります。
だからこそ大切なのは、
「乗れるかどうか」だけではなく、
「安全に移動できるかどうか」という視点です。

普通タクシーでは難しいケース
一方で、普通タクシーでは負担や危険が大きくなるケースもあります。
身体状況による難しいケース
例えば、
- 車への乗り移りが難しい
- 麻痺や筋力低下が強い
- 寝たきりに近い
- 強いふらつきがある
- 酸素吸入をしている
- 長距離移動になる
- ご家族だけでは支えきれない
などです。
特に多いのが、
「病院では頑張って歩けていたけれど、帰宅時に疲労でふらついてしまった」
というケースです。
抗がん剤治療後や点滴後、長時間の待ち時間後などは、思った以上に体力を消耗していることがあります。
冬道による難しいケース
函館・北斗・七飯周辺では、冬場の移動環境が大きく変わります。
特に、
- 圧雪道路
- 凍結した駐車場
- 玄関前の雪
- ブラックアイスバーン
- 雪山による段差
などは、車いす利用者や高齢者にとって転倒リスクが高くなります。
実際に、「病院の中では歩けていたけれど、駐車場で転倒しかけた」というケースも少なくありません。
“歩ける”と”安全に移動できる”は、別の場合があります。
無理をして移動するよりも、その時の状態に合った方法を選ぶことが大切です。
冬だけ福祉ハイヤーを利用される方や、長距離通院時だけ利用される方もいらっしゃいます。
一時的な利用も珍しいことではありません。

「車いすだから普通車にも乗れる」とは限りません
「車いすだから、そのまま普通タクシーにも乗れる」
と思われる方もいますが、一般的なタクシーでは、一度立ち上がって車へ乗り移る必要があることが多いです。
また、車いすにも種類があります。
比較的積み込みしやすい車いす
- 折りたたみ式
- 軽量タイプ
普通タクシーでは難しくなりやすい車いす
- リクライニング型車いす
- ティルト型車いす
- 電動車いす
このようなタイプはサイズや重量が大きく、一般車両では積載が難しい場合があります。
こうした車いすをお使いの方は、乗車前にお気軽にご相談ください。
車いすのまま乗れる車両とは?
Yoursでは、スロープ付きの福祉車両を使用しており、車いすのまま乗車することができます。
電動車いすやフルリクライニング車いすにも対応しています。
具体的には、
- スロープ
- 車いす固定装置
などを備えた車両を使用しており、乗り移りなしでそのままご乗車いただけます。
そのため、
- 乗り移りが難しい
- 立ち上がりが危険
- 疲労が強い
といった場合でも、負担を減らしながら移動しやすくなります。
また、状態によってはストレッチャー(寝たまま乗車できる担架型)での対応が必要になるケースもあります。「立てない」「座り続けるのが難しい」という方は、ご相談の際にお知らせください。
「歩けるけど危険」なケースもあります
ここは、実際の現場でとても多い部分です。
例えば、
- 病院では気を張って歩いていた
- 点滴後でふらつきがある
- 疲労が強い
- 呼吸が苦しい
- 痛み止めで足元が不安定
- 長時間待機後で体力が落ちている
などです。
特に高齢の方は、「少し歩けるから大丈夫」と思っていても、車の乗り降りや駐車場で転倒してしまうことがあります。
Yoursでは、単純に「歩けるかどうか」ではなく、
- 疲労
- 姿勢
- 呼吸状態
- 痛み
- 冬道状況
なども含めて、”安全に移動できるか”を大切にしています。

迷った時は「安全に移動できるか」で考えることが大切です
車いすを使用していても、普通タクシーで対応できる場合はあります。
一方で、
- 乗り移り
- 疲労
- 冬道
- 介助不足
などによっては、無理な移動が危険につながることもあります。
大切なのは、「乗れるかどうか」ではなく、「安全に移動できるかどうか」です。
特に、
- 退院直後
- 一時的な歩行低下
- 冬場の通院
- 長距離移動
などでは、不安を感じた段階で事前相談しておくと安心です。
Yoursでは、状態に合わせて「どの移動方法が安全か」を一緒に考えることを大切にしています。
「普通タクシーで大丈夫かな?」という段階からでも、お気軽にご相談ください。
関連記事
「福祉タクシー」と「介護タクシー」の違いとは?
「名前が違うけど何が違うの?」
そんな疑問を、制度や利用方法の違いも含めてわかりやすく解説しています。
- 福祉輸送の仕組み
- 介護保険との関係
- どんな人が利用しているのか
を知りたい方におすすめです。
退院時にタクシーは使える?寝たきり・ストレッチャー移動の判断基準と対応方法
退院直後は、思っている以上に体力が落ちていることがあります。
- 普通タクシーで大丈夫?
- 車いすは必要?
- 家族だけで介助できる?
など、退院時の移動でよくある不安をまとめています。




コメント