車いすやストレッチャーで長距離移動するときの注意点

ストレッチャー

病院から遠方の病院へ転院したり、施設へ入所したりするとき、長距離移動が必要になることがあります。

特に、

  • 札幌の病院への転院
  • 専門病院への受診
  • 施設入所
  • 子どもの近くへの引っ越し

などでは、数時間に及ぶ移動になるケースも少なくありません。

例えば、函館から札幌への転院や施設入所では、片道4〜5時間程度かかるケースもあります。

こうした場面でご家族が不安に感じやすいのが、

  • 途中で具合が悪くならないか
  • 長時間座っていられるのか
  • トイレや昼食はどうするのか
  • 冬道でも大丈夫なのか

といった、「移動中の負担」です。

今回は、車いすやストレッチャーで長距離移動するときに知っておきたいポイントについて、現場視点も交えながら解説します。


長距離移動は想像以上に体力を使います

長距離移動というと、「車に乗っているだけ」と感じられる方も多いです。

しかし実際には、長時間移動は身体への負担が大きい場合があります。

特に、

  • 高齢者
  • 病後
  • がん治療中
  • 呼吸器疾患がある方

などでは、姿勢を保ち続けるだけでも疲労しやすくなります。

また、移動中は、

  • 車の揺れ
  • 緊張
  • 同じ姿勢の継続
  • 長時間のお尻や背中への圧迫

などが積み重なり、想像以上に消耗することがあります。

そのため、単に
「移動できるか」だけではなく、
「できるだけ負担を減らして移動する」という視点が大切になります。


車いす移動で起きやすい負担とは?

車いすでの長距離移動では、特に「姿勢の負担」が大きくなりやすくなります。

例えば、

  • 前へずり落ちる
  • 首が疲れる
  • 腰が痛くなる
  • お尻が痛くなる
  • 身体が傾く

などが起きやすくなります。

特に普通型車いすの場合、長時間同じ姿勢を続けることで疲労が強くなることも少なくありません。

そのためYoursでは、状態に応じて、

  • チルト型車いす
  • フルリクライニング型車いす

などを使用し、途中で背もたれ角度を調整したり、姿勢変更を行ったりしています。

また、必要に応じてクッションなどで圧を逃がしたり、定期的な姿勢調整を行うことで、できるだけ身体への負担を減らせるよう対応しています。


フルリクライニング車いすやストレッチャーを使う理由

長距離移動では、身体状況によって、

  • フルリクライニング車いす
  • ストレッチャー

を使用することがあります。

一般的には、「ストレッチャーの方が楽そう」と思われやすいですが、実際には必ずしもそうとは限りません。

ストレッチャーでは、頭を進行方向へ向けて寝た状態になるため、前方の景色が見えず、天井しか見えない状態になります。

そのため、起きられる方の場合は、フルリクライニング車いすの方が楽なケースもあります。

一方で、

  • 長時間座っていられない
  • 呼吸が苦しい
  • 痛みが強い
  • 体力低下が大きい

などの場合は、ストレッチャーの方が安全なこともあります。

車いす・ストレッチャーの選択については、
普段の状態を見ている病院スタッフや主治医、看護師、医療ソーシャルワーカー(MSW)などと相談しながら決めていきます。

Yoursでも事前に状態をお伝えいただくことで、より適切な移動方法をご提案できます。


途中休憩やトイレ対応について

長距離移動で、ご家族が特に不安に感じやすいのが「トイレ」の問題です。

実際には、

  • SA(サービスエリア)
  • 道の駅
  • コンビニ

などを利用しながら、状態に合わせて途中休憩を行っています。

必要に応じて、

  • トイレ介助
  • オムツ交換

などを行うこともあります。

また、お客様の中には、

「迷惑をかけたくない」

と思い、休憩や姿勢変更を我慢してしまう方もいます。

ですが、長距離移動では「無理をしないこと」がとても大切です。

疲労や痛みを我慢し続けることで、かえって体調を崩してしまうこともあるため、状態を見ながら休憩や調整を行っていきます。


長距離移動では「状態確認」が重要です

長距離移動では、単に目的地へ向かうだけではなく、移動中の状態確認も重要になります。

Yoursでは、移動中も、

  • 呼吸状態
  • 表情
  • 疲労感
  • 声掛けへの反応
  • 睡眠状態
  • 室温
  • 揺れによる負担

など「いつもと違う様子がないか」確認をしながら対応しています。

また、特にストレッチャー移動では、「最短距離」よりも「揺れが少ないルート」を優先する場合もあります。

移動時間が少し長くなったとしても、身体への負担を減らせる場合があるためです。

さらに、病院側の判断で、

  • 看護師同乗
  • 医療スタッフ同伴

となるケースもあります。

特に、

  • 呼吸状態が不安定
  • 医療管理が必要
  • 体調変化リスクが高い

場合などは、事前に病院と相談しながら移動方法を調整していきます。


北海道の冬場は特に準備が重要です

北海道の冬場は、長距離移動の負担がさらに大きくなることがあります。

例えば、

  • 吹雪
  • ホワイトアウト
  • 圧雪路面
  • 凍結
  • 渋滞
  • 長時間足止め

などが起きる可能性があります。

そのため、Yoursでは、

  • 毛布
  • 温度管理
  • 酸素予備
  • 痰の吸引に必要な物品

などを通常より多めに準備することがあります。

特に冬道では、車の揺れや振動も大きくなりやすいため、より慎重な運行が必要になります。


「家族の近くへ移る」という選択

長距離移動の中には、「家族の近くで暮らしたい」という理由で行われるケースもあります。

実際には、
「函館で一人暮らしをしていた親御様が入院をきっかけに札幌近郊へ移る」
というケースも少なくありません。

「通院しやすさ」だけでなく、「家族がすぐ駆けつけられる距離」を選ぶ方も多くいます。

長距離移動は身体的負担もありますが、その先にある「安心した生活」のための移動でもあります。


無理をしない移動方法を選ぶことが大切です

長距離移動では、

  • 運転
  • 介助
  • 状態確認

を家族だけで行うことが、大きな負担になることがあります。

特に数時間に及ぶ運転をしながら介助も行うことは難しく、SA休憩中のトイレ介助や姿勢調整なども含めると、想像以上に疲労が大きくなる場合もあります。

だからこそ、

  • 車いすが良いのか
  • フルリクライニングが良いのか
  • ストレッチャーが必要なのか

など、状態に合わせて移動方法を選ぶことが大切です。

Yoursでは、函館〜札幌間などの長距離移動を福祉ハイヤーで対応しており、移動中の状態確認や休憩調整も含めてサポートしています。家族だけで対応できるケースもありますが、状態によってはサポートを使った方が安心な場合もあります。

無理をせず、負担を減らしながら移動することで、到着後の生活にもつながりやすくなります。

「この状態で長距離移動できるのかな?」
「家族だけで対応できるかな?」

状態や移動距離、ご自宅環境によって、負担の少ない移動方法は変わります。

Yoursでは、函館〜札幌間などの長距離移動についても、状態変化に注意しながら移動しています。

不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。


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